2022年12月15日(木)

*日本の安全保障政策が今、大きく変えられようとしています。今日の小学生新聞に分かりやすく説明されていました。政府の新しい方針は自衛隊に新たに「敵基地攻撃能力(反撃能力)」を持たせることで、敵が日本に向けてミサイルを打とうとしていると判断した時には、日本から敵のミサイル発射拠点などを攻撃できるということです。これまで政府は憲法9条に基づき「専守防衛」政策をとってきましたが、日本が先にミサイルを撃ってしまえば国際条約が禁じている「先制攻撃」をしたと受け取られかねず、平和憲法のもとで「二度と戦争は起こさない」と誓って国際社会からの信用を回復してきたその信用が失われてしまうかもしれないという内容でした。

もうひとつお金の問題があります。アメリカから買おうとしている「トマホーク」ミサイルは1発約2億円、日本製ミサイルの開発費や情報を得るために打ち上げる人工衛星にかかる費用など防衛費をかなり増やさなければならず、まさしく今その議論が行われているのです。国民にどうして方針を変えたのか、何のためにいくら必要かなどをきちっと説明して頂きたいものです。自民党議員からも反発が出ているようですが。