「誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例」通称、ノーマライゼーション条例は、2011年2月定例会に上程され、3月4日可決成立しました。この条例の制定にあたって、学識経験者などによる「条例検討専門委員会」、市内のほぼすべての障害者団体の代表による「100人委員会」が作られ、1年にわたって活発な議論がおこなわれました。それらの意見集約の上に議案が作られました。

これは「われわれのことを我々抜きで勝手に決めるな!(Nothing about us without us!)」という障害者権利条約の精神に基づいた画期的なものでした。あれから、9年。条例は市政にどれほど根付いたのでしょうか。