2021年5月24日(月)

*今年は梅雨入りが例年になく早く、既に西日本は梅雨入りしました。最近の梅雨はシトシトというような雨でなく、ゲリラ豪雨に代表されるように災害に直結するようなケースが多くなっています。そんな折、今日の新聞では災害時の混乱を避けるために、内閣府が新制度を作ったという記事に目がいきました。過去の災害時において、福祉避難所に一般住民が入ってしまい、本来利用すべき高齢者や障害者、妊婦さんなどが利用できなかったという混乱がありました。こうした混乱を防ぐために、あらかじめ福祉避難所に入れる対象者を市区町村が決めて事前に住民に知らせる制度を新たに設けたそうです。内閣府は運営に関するガイドラインを改正し、市区町村に周知したとのことです。更に先ずは最寄りの避難所へ行き、その後に福祉避難所に移るという現行の仕組みを変え、直接福祉避難所に行くことも可能になるようです。熊本地震では一般住民が押し寄せて福祉避難所が十分機能しなかったことや、19年の台風19号の被災地で、混乱を恐れて福祉避難所を設置しながら公表を控えた自治体が多かったという過去の反省によるところも多いのではと思います。