2021年8月19日(木)

*無人決済のコンビニが増えているそうです。確かに対面接客がなくなる分だけ運営コストが下がるので、経営者側からみれば普及したいでしょう。スーパーやガソリンスタンドでも見られるようになりました。でも、手伝ってもらいながら買い物をしたり、ガソリンを入れたりする人たちにとってはこれは大変な問題です。パラリンピックが目前に迫り、やたらに「共生」に力を入れているなと感じているところですが、本当の意味での共生社会の実現を目指してもらいたいものです。

 合理的配慮についてもこれまでは国や自治体は義務でしたが、政府は企業などの民間事業者にも義務付ける法律を2024年までに施行するよう議論を始めたと新聞にありました。障害者団体の委員からは「施行の前倒しが必要」との声が相次いだ一方、経済界の委員は「業種ごとに直面する課題はさまざま」「飲食業は新型コロナ禍で事業の存続に精一杯だ」と強調し、丁寧な議論が必要と訴えているそうです。障害者のためだけではないと思うのですが。それに障害者もお客様ですよ。