省庁の障害者雇用水増し事件について検証委員会結果が公表された。来年度までに4000人の障害者を雇用するという。しかし、なぜこのような水増しが行われたかについては明らかにされなかった。根本的な原因がわからなければまた水増しは繰り返されるのではと危惧している。

 そもそも長い歴史の中で障害者が働くということは全く想定外にされてきた。そうした社会の中で働けない障害者のために様々な福祉制度も生まれてきたのだろう。

 福祉と労働はリンクしていない。お金の発生する行為には福祉制度は使えない。だから在宅で働く人は重度訪問介護は使えないし、障害者枠での採用も自力通勤、介助者なしなどという条件がつけられてしまう。こうした仕組みを改めず何をもって4000人も雇用するというのだろう。

 議会最終日、私に対するブルジョア障害者という発言があった。メディアにも取り上げられたが、ブルジョアという言葉だけが一人歩きしてしまい、矮小化されてしまったことは残念である。議員歳費は同額なのになぜ私だけブルジョアなのか。ブルジョアと言われたことに対して不快な思いをしたのではない。その言葉の根底にある彼の意識について問いたいのである。