植竹中卒業式

我々が慣れ親しんだ「蛍の光」や「仰げば尊し」ではなく、今時の卒業式は色々な歌が流れる。今年の植竹中の答辞の挿入歌はアンジェラ・アキの「手紙」。生徒たちの歌声が耳に残っている。ちょうど50年前、私立高校も落ち、事前に相談に行った公立高校の校長からもやんわりと拒否をされ、ダメもとで受けた県立高校。その時の校長の一言で入学が決まったことをこの時期になると思い出す。半世紀たった今でも、障害があることを理由に志望校に入れない生徒がいる。教育界のバリアフリーは道遠し。「15の春を泣かすな」改めてこの言葉の重みを感じている。〈2014年3月〉