大分では、車いすの方たちが駅の無人化は移動の自由の侵害だとして、JR九州を提訴しています。列車や電車の乗り降りの介助に事前予約が必要になったのは障害者差別解消法などに違反するのではないかと思われます。これは、車いすの利用者だけの問題ではありません。視覚障害者や見守りが必要な高齢者はもちろん、多くの人の問題です。
一方で、新型コロナ感染症の問題もあって、利用客が減少しているJRにとっても、合理化せざるを得ない事情も分かります。JR九州が、宮崎県川南町で介助者を駅員に限定していたものを緩和し、安全研修を受けた町職員にも認める決定を行なったようです。他の駅への拡大も検討するとのこと。
これは、車いすで生活する河南町の高校3年生が約8200人の書名を集めてJR九州に改善を要望したことに、JRが応えたもの。11月9日から実施された模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65922960W0A101C2ACYZ00/